その為に、彼女はその後、自分が名づけ育ててきたにもかかわらず、「BIBA」という名前は使えなくなっていたのです。そこで彼女自身の名前「Barbara Hulanicki」でやっていく決心をしました。
その後BIBAの権利は何度か人手に渡り、ご存知のように2006年、イギリスの企業家マイケルピアース氏に買われて大々的に復活しました。
しかし2008年には早くもコレクションを中止。
どうなったのかしらと思っていたら、今回(昨年11月)の買収劇でした。
(詳しくは昨日の記事をどうぞ)
当時から現在に至るまでのBIBAの歴史が簡単に載っているこんなサイトがあります。
http://www.mybiba.com/ (見る方はコピー&ペーストしてください)
目次を一つ一つたどって読めるようになっていて、今年9月からお目見えしたHOUSE OF FRASER現在のコレクションもカテゴリーにわけて紹介しています。
(トップページの右の「BuyOnlineNow」からHOUSE OF FRASERのオンラインへ飛べます。)
文の中では2006年を”ハイソな復活”と皮肉って、今回はオリジナル当時のようなストリートブランドに戻した復活。とありますが、どこがどこが?!
ジュエリーラインなんぞ出して、ちゃんとお高い笑。
DaisyLoweというフェイスモデルもいます。う~~ん・・・。
そして、まだ商品の実物は見ていないのでなんとも言えませんが、写真で見た限り、プリントやデザインは・・・????
ストリートに戻したというわりにはドレスなんか何となく野暮ったい気がしますが・・。
どうぞ是非御覧になってみて下さい。
そしてBarbaraのほうはというと、昨年のTOPSHOPに続いてなんとデパートというより大型スーパーのASDAで新コレクションを発表とか!
それが又面白い。
UK VOGUE の中で、BarbaraはHOUSE・・の新展開するBIBAコレクションに納得出来ず、BIBAの事を高級クチュールの様に思ってる人もいるけれど、自分からすればウールワース(老舗の庶民の スーパー!)のような店で、それが本来のBIBAのあり方。
だからフレーザーのコレクションは高すぎる。ASDAは、お手頃で本当にBIBAらしい値段なのだと。
そして・・・
「ハウスオブフレーザーの くそったれ!」 (実際「F○○K YOU」と言っちゃってるんですよ)
又、フレーザーのコレクションは、60年代BIBAの美学を反映し ていると
思いますか?の質問に”思わない”と明かし、それについてのコメ ントも
したくない。と答えています。
http://www.vogue.co.uk/news/daily/100930-barbara-hulanicki-
attacks-biba-rela.aspx (見る方はコピー&ペーストしてください)
そりゃぁそうですよね。
はじめに言いましたが、自分が名づけ育ててきたブランドが、自分が関与
出来ないところで他人の手によってたらいまわしにされて頭にこない人
はいないでしょう。
ただ、Barbara自身のコレクションの方も、そこまで安価なスーパーの中の
ブランドでは、素材選び等で限定されるのは見えていますから、はたして
それで素敵なモノが出来るのか?という点も。
しかしそこはおいといて・・Barbaraの本当の意味でのストリート意識とそれ
を曲げない頑固さには大きなエールを送りたいと思うのです。
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