Sunday, August 30, 2009

fast fashion vs vintage

FAST FASHION・・

「素材はそこそこだけれど、素早くトレンドを取り入れられて、しかも程よく可愛くて、それになんといっても安いんだからワンシーズン楽しめれば充分でしょ」
・・そんな声があちらこちらから聞こえてきそうですね。

「エコの時代」といいながら、使い捨て?ファッションに人気があるなんて!
皆さん、素材が良くて長く着られるvintageをもっと見直しましょう!

という訳で、今回のテーマは
「FAST FASHIONに物申す!!」です。

・・なーんて言いたいところですが、そればかりではないのです。

確かに
vintageをもっと見直しましょう!という事は提唱し続けていますよ。古着屋ですから笑。
でも、ほんとう、そればかりではないのです。


かのTOPSHOPもFAST FASHIONの代表格ですね。
なにせ、「TOPSHOPは1週間で300アイテム!」がポリシーというのですから、その勢いたるや本当に凄い。
ロンドンのメインショップのフロアでも、前日見たはずの商品が次の日には消えているか、よーく探すと残りが隅っこコーナーに移動・・なんてことも。
とにかく早い早い。

でも、
・・TOPSHOPはご存知の通り、Barbara Hulanicki やCelia Birtwell 、そしてZandra Rhose等、それこそ1960年代あたりからずっと現役で活躍している国内のデザイナー達と多くコラボレーションしています。

そういった商品を独自の生産ルートで安く(大量に)提供
することによって、多くの若い世代にも彼らの存在を知ってもらおうという姿勢が根本にあるようです。

又デザイナー達自身も
バックアップして貰ってはいても、自ら現役であることに、そしてイギリスのデザイナーであることに大いに誇りを持ち、それを何より楽しんでいるように見えます。

そういう動き(や関係)はなにもイギリスだけに留まりませんが、とても素晴らしいと思うのです。

EMMAが
Barbara Hulanicki やCelia Birtwell の新しいものをセレクトする理由には、歳をとってもいつでも新しいことに挑戦する、そんな彼らのポジティブな姿勢を応援したいという気持ちも含まれているんですよ。
当然、素材等がそれなりというのもあるので、なんでもかんでもというわけにはいきませんが。


それから、fast fashionに限らないけれど、新しいものにはそれなりの魅力もありますね。
例えばプルオーバー(カットソー)のたぐい。いくら古着が良くても、ニットやTシャツ等、状態が良くて自分に合うサイズや色を探すとなると大変。

そんな時、サイズや色も沢山揃っている新品なら(しかも安いとなれば!)何枚か色違いを買うなどして楽しめますもの。
今の時代、(EMMAでいうなら)1960~70年代スタイルに取り入れられそうな細身のニット・カットソーは殆ど簡単に手に入るのでは、と思います。

そう考えるととても驚き。昔は古着屋さんか救世軍のバザーなんかに行かないと無かったのですから。

とても幸せな時代ですね・・それならば、新しいものも賢く使いましょう!というのが私の意見。

そして、もし新品をメインにしたい時があるとすれば、それだけですと個性のないものになってしまいがちですが、(ちょっと加えることで)そこをグンと魅力的にするのが1点もののvintageの役目ではないかしら・・。

後日はそんなコーディネート例を紹介しますね。





No comments: